ここみらい学習ロードマップ
生物

*あくまで一例です。
自身の目標や理解度、タイムリミットに応じて臨機応変に省略・追加等してください。
生物ってどんな科目?
生物は、細胞などのミクロな話から、生態系などのマクロな話まで、生命の神秘に迫るオモシロ知識を取り入れる科目です。
前提知識がほぼいらず、誰もが関心がある楽しいテーマなので、大人になってからの雑学テーマとして最強です。
生物は物理や化学に比べて国語力を必要とする科目です。化学ほどとっつきにくい暗記事項はないし、物理ほど難しい計算もないため、基礎の習得はわりと容易でしょう。
ただその分、入試は考察問題で差をつけようとしてきます。そのため、普段から単純暗記ではなくひとつひとつに「なぜ?」を考えて、応用に耐えうる理解をしておくことが重要です。
演習問題もたくさん解き、文章から適切に状況を把握し、持っている知識とつなげる練習をしましょう!
授業

特徴
教科書レベルを網羅的に、あり得ないくらいスピーディに解説しています。
我ながら最強の凝縮レベルです。
到達点
授業の内容をテキストを使いしっかり復習すれば基礎はOK。あとは思考力の戦いで、人によってはこの時点で共テ8,9割を獲得するでしょう。普通は問題をたくさん解いて慣れる必要があります。
使い方
授業を受けながらテキストの空欄をオレンジペンで埋める。
雑談なども空白部分にメモると記憶に残りやすいよ!
赤シートを活用し、空欄部分の用語は絶対に覚えよう!
載せている問題は超重要なものばかりなので、ぜひ解けるようにね。
新しく得た知識もどんどん書き込んでいき、最強のテキストを作ろう!
講義系参考書
わからない時に頼れるような辞書としてあってもいいです。
なくても構いません。

大森徹の最強講義117講
生物[生物基礎・生物]
大森徹/文英堂
問題集
生物は考察問題が意外とむずかしいので、ここで差がつきます。
基礎の定着をはかりながら、考察問題に慣れていこう。
ワーク
日常学習や基礎固めにはリードlightノートがおすすめです。用語を確認できる上、問題もほどよく載っているので、これをやりきるだけで基礎はバッチリ!

新課程 リードLightノート生物
数研出版編集部 編/数研出版
基礎問題集
基礎が固まり、いざどんな風に問題が出るのかを体感したいなら基礎問題精講がおすすめ。スタンダードな問題がたくさん載っています。

生物[生物基礎・生物]基礎問題精講 五訂版
大森徹/旺文社
標準問題集
基礎問題集よりももう少し難しいものです。
いろんなものが出ていますが、僕は良問問題集が好きです。
これをやりこめば、大抵の大学はいける気がします。

生物の良問問題集[生物基礎・生物] 新装版
伊藤和修/旺文社
弱点補強問題集
苦手分野がはっきりしている人はDoシリーズで補強してもいいでしょう。
対策がしづらいところを集中的に演習できます。
どれも分かりやすいです。無理にやらなくてもいいです

大学受験Doシリーズ
大森徹の生物
記述・論述問題の解法
大森徹/旺文社

大学受験Doシリーズ
大森徹の生物
実験・考察問題の解法
大森徹/旺文社

大学受験Doシリーズ
大森徹の生物
計算・グラフ問題の解法
大森徹/旺文社

大学受験Doシリーズ
大森徹の生物
遺伝問題の解法
大森徹/旺文社
応用問題集
さらなる高みを目指す人は、大森徹の最強問題集をやるといいでしょう。
これ以上はもうありません。

大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物]
(シグマベスト)
大森徹/文英堂
過去問・予想問題演習
過去問
志望校に合わせて過去問演習をしましょう!
過去問には、大きく2通りの活用法があります!
①威力偵察 ②本気演習
です!
①威力偵察
威力偵察とは、敵方の勢力や装備などを把握するために、実際に敵と交戦してみることです。
過去問をいったん解いてみることで、「難易度」「問題の傾向」「現状と目標との距離」などを把握します。
威力偵察は早めにやっておいて、必要な努力量や、効果的な勉強の方向性を大まかでいいので掴みましょう!
節目にチャレンジしてモチベにするのも効果的。
②本気演習
本気演習とは、過去問と死ぬか生きるかの全力勝負をすることです。
ガチだからこそ、意味のあるシュミレーションができます。試験の形式に合わせて自分を調整していき、過去問が発する情報のすべてを血肉にしましょう。
よって復習もとても大事になります。多くの人にとって、直前期は本気演習を中心とした勉強になるでしょう。

予想問題集
過去問をバリバリ解き、足りなくなったら予想問題集を利用するのもよいでしょう。各社からいろんなものが出ています。

おまけ
生物は教科書を大事にしましょう。記述試験で特に効果を発揮します。ストレートに定義を聞いたり説明させる問題も案外多いのですが、教科書の説明を書けば間違いなく模範解答です。丸暗記する必要はありませんが、こまめに確認して馴染ませておくと良いでしょう。
おわりに
以上です!
参考になったら嬉しいです。
ただ、繰り返しますが「どの参考書を使うか?」で合否は決まりません。
なぜなら、あまりにヒドい参考書はすでに淘汰されているはずですし、薬のように劇的に頭をよくする参考書も存在しないからです。
知識の単位は「冊」ではありません。この世には莫大な知識の一部を切り取っただけの、不完全な数百、数千、数万冊があるだけです。どの参考書を使おうが、必要な知識や習得すべき技能が変わるわけではありません。
この情報爆発の時代、参考書選びは迷うと思いますが、自分の実力や目的や好み(大事!)とあまりに乖離した参考書を使わないことだけ意識すれば大丈夫。
あとは、どれだけ脳みそに汗をかいたかです。
がんばってね!!!!