はじめに
どうもこんにちは、ここみらいチャンネルのシュンスケです。
今回は、過去の僕のように何か勘違いしたまま高校生になってしまった人に向けてメッセージを送ります。
高校受験を終えたばかりの僕は、完全に天狗になっていました。
サッカー部を一生懸命やりながら県内トップの公立高校に受かったので、自分のことを天才だと思っていました。
中学の時もずっと「俺、全然勉強してませんよ」「テスト前日でも友達と遊んじゃいます」みたいなめちゃくちゃイキったスタイルを貫いて、天才っぽい演出を続けていました。
適当に勉強しても、東大くらいいけるもんだと思っていました。
高校に入ってからも、大して勉強もせずなんとかしようと思っていたのですが、段々となんとかならなくなってきました。
「俺本気出してないから」
みたいなノリを続けているうちに、完全に置いていかれ、受験勉強には出遅れていました。
今思うと頭悪すぎてしょうもないとしか言いようがないのですが、進学校に通っている人の中に、これの予備軍が多分そこそこいるんじゃないかと思います。
そういう人に向けて、「いいから早く本気出せ。お前は天才じゃないぞ」
という話をしようと思います。
井の中の蛙
まず、その程度で自分がすごいと思うのは、完全に井の中の蛙です。
田舎の公立中学校でそこそこ成績がよかったからって、自分はすごいと思ってイキっていたわけですが、そんなレベルの人間なんて腐るほどいます。
それまでめちゃくちゃ狭い世界に生きていて、その世界が全てだったもんだからあまりイメージができなかったんですが、世の中には想像もつかないくらい賢いやつが山のようにいるのです。
そんな人たちからしたら、田舎公立中のトップなんて、だからなんだって感じです。
というか、そのレベルなんて難関校を目指すなら当たり前なんです。
大学受験で上位を目指すというのは、全国から集まってくる凄まじくハイレベルな人間たちとの真っ向勝負なんです。
高校に行くと、偏差値75というのもあってか、一部にはとてつもないくらい勉強ができる人間がいました。
自分なんてゴミのように感じられるくらい勉強の才能に溢れているような人です。
例えば
・授業中に一切ノートを取らずに授業をじっと聞いて、そのまま学年トップの人
・高二のセンター同日模試で英数国で満点とるような人
・後にですが、東大に現役合格して在学中に司法試験に合格したのに、プロ野球選手になった人
そんな天才たちには、微塵も勝てる気がしませんでした。
世の中には、頭がおかしいくらい勉強の才能に恵まれている人がいて、
そういう人たちはさらに、たいてい頭がおかしいくらい勉強しています。
そんな人に、生半可な気持ちで勝てるわけがないのです。
負けるのが一番ダサい
僕は「なるべく頑張らずにいい結果を出す」のがかっこいいと思っていました。
でも、そんな価値観は子供の間だけです。
「この結果にしてはあんまり努力してないんだね!君、地頭がいいんだねえ!」
みたいに褒めてくれる大人なんて、マジでいません。
結果だけです。
結果だけしか見ません。
「僕はめちゃくちゃ努力して東大に受かりました!」
「僕は全く勉強せずに明治大学に受かりました!」
とか言ってる二人がいたとして、前者には好感が持てるけど、後者はもうダサすぎて目も当てられませんよね。
嘘かと思うかもしれませんが、大真面目にこういう人います。(マジで)
めちゃくちゃスポーツなどの別の分野で結果を出している、とかならまた話は変わってきますが、そうでないならマジで大学名しか見ません。
普通に
明治<東大
以上って感じです。(人間的なランクの話をしている訳ではないですよ)
関係ないんですよ、どんだけコスパ良く努力したかなんて。
いや、コスパよく努力するのは大事なんですけど、別にコスパは評価されず、最終的には結果しか見られません。
だから、負けるのが一番ダサいんです。
ただの負けた人間になるだけですから。
全然勉強せずにそこそこの結果を、とかではなくもう自分が持てるマジの全力でぶつかって勝ってる人が、一番かっこいいんですよ。
大学受験は努力ゲー
「俺は天才だ」と思って勉強をサボるとまずいのは、大学受験の性質にも関係しています。
大学受験は、地頭がいいだけではどうしようもないのです。
高校受験は義務教育の範囲から問題を作ることもあって、勉強しなければいけない範囲が狭く、多少地頭がよければ短期間の対策でなんとかなります。
短距離走のイメージです。
しかし大学受験の範囲の広さは、マジでやばいです。
信じられないくらい範囲が広いです。
基礎的なところを頭に入れるだけでも、ほとんどの人は終わらせられません。
こんな状況なので、地頭が多少良くてもどうにもならず、とにかく大量に勉強した人間が有利です。
よって、長距離走のイメージになります。
特に国公立受験者は、これが顕著です。
早いうちから走り始めてずーーーーーーーーーっと走っていたやつが、結局ものすごい先を走っているような感じになります。
後から多少足の早いやつが追いつこうとしても、絶対に無理です。
大学受験では、トップランナーはそもそも走るのが得意なくせにものすごい早めから走り出しています。
こんな状況で勝つためには、今この瞬間からカッコつけるのをやめて、日々自分ができる限りのスピードで走り続けるしかないのです。
まとめ
以上が、高校生の自分に伝えたいメッセージでした。
心当たりのある人が一人でも
「自分は天才ではない」
と気づいて走り出してくれたら嬉しいなと思います。
頑張ってください!!!!